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子宮頸がんとは?

子宮頸がんの原因はウイルス(ヒトパピローマウイルス・HPV)感染

子宮頸がん(しきゅうけいがん)は、他のガンとは違い、遺伝などに関係なく原因のほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚や粘膜に感染するウイルスで100種類以上のタイプがあります。中でも、子宮頸がんの原因となるHPVは粘膜型で、主に16型と18型です。多くは性行為を通じて感染しますが、性行為だけでなく皮膚の接触によるものを含めて女性の約80%は知らない間に感染しています。
HPVの6型と11型は、尖圭(せんけい)コンジローマ(外陰部や膣に見られるイボ)の主な原因で、主に性行為を通じて発症します。尖圭コンジローマは、妊娠するとイボが急速に大きくなり、産道を閉鎖して帝王切開になることもあります。また生まれた赤ちゃんののどに感染して、気管支などに乳頭腫というイボが繰り返しでき呼吸困難になることがあります。
10万人あたりの人数 2006年
がんというと子宮体がんを含めて主に中高年になってからのことが多いのですが、子宮頸がんは性行為開始が低年齢化していることで20代前半の発症者もおり、20〜40代の若い年齢での感染者数が急増しています。

子宮がんの種類

子宮がんには、子宮の入り口付近にできる「子宮頸がん」と子宮体部にできる「子宮体がん」があります。
子宮がんの種類 * 子宮体がん:
主にホルモンバランスの異常が原因で起こるため、閉経前の50〜60代女性に多く発症 があります。
* 子宮頸がん:
性交渉のある女性なら誰もが感染する可能性を持つ発がん性HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの持続感染が原因となって発症するがんです。女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位を占めており、特に20代から30代の女性においては第1位となっています。
2009年に子宮頸がん予防ワクチンが認可されたことで、がんの原因となるウイルスの感染を予防することが期待できます。(このワクチンに含まれるウイルスには中身(遺伝子)がないので、接種しても感染することはありません。)

子宮頸がんの症状

HPVに感染しても、ある程度症状が進行するまで自覚症状はありません。
また、感染したからといってすぐにがんが発症するわけではありません。人間の免疫力によって多くの場合、ウイルスは体から自然に排除されます。 しかし、この機能がうまく働かずにウイルスが子宮頸部に残り、長い間感染が続いた場合に、その部分の細胞が少しずつがん細胞へと進行していくことがあります。自分で気づくことができる症状が出始めた頃にはすでにがんがかなり進んでいる可能性があります。
普通はゆっくりと前がん状態から本当のがんに進行しますが、子宮頸がんの原因となる16型と18型の感染の場合、がんへの進行が早いことが多いので要注意です。
* がんが進行してから現れる症状
・性交渉のとき出血する
・生理に関係のない出血がある
・茶色のおりものが増える、悪臭を伴う
・下腹部や腰が痛む

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子宮頸がんとは?

子宮頸がんの予防


* 子宮頸がん検診
HPVワクチン接種により約70%の子宮頸がんを予防できるとされますが、このワクチンで防げない子宮頸がんの原因となるHPVウイルスもあるので、子宮がん検診を受けることが大切です。
子宮頸がん検診は非常に有効で、進行がんを防ぎ死亡を減らす効果が証明されています。欧米での受診率は高く、例えばアメリカでは、18歳以上の女性の80%以上が、過去3年以内に1回以上検診を受けています(2002年)。一方、日本では過去1年以内に検診を受けた女性は、25%程度にとどまっています。

* 子宮頸がん検診とは?
子宮頸がん検診は、子宮の入り口部分の表面の細胞を、やわらかいヘラやブラシ・綿棒などで軽くこす取って細胞を採取して調べます。(細胞診)
短時間ですみますし、痛みはほとんどありません。

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